【 ジャレド・ダイアモンド 】のオススメ書籍を「書評/レビュー」で紹介 【 ジャレド・ダイアモンド 】のオススメ書籍を「書評/レビュー」で紹介]

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Books : 【 ジャレド・ダイアモンド 】のオススメ書籍を「書評/レビュー」で紹介

  • 私が過去に読んだジャレド・ダイアモンド氏の書籍の中から、【オススメ書籍】をいくつかご紹介します。
  • 私自身の理解力の低さ・文章力の無さは棚に上げていますので、「何と拙い書評/レビューだろう」と笑われるかもしれません(涙)。
  • オマケとして、オススメ度★印...最高5個)・難易度初級...中級...上級)・抜き書きノート抜粋)を付けました。
  • 書籍タイトル&画像をクリックすると、新たにアマゾン(Amazon.co.jp)の画面が開きます。そこに、多くの読者が書いた様々な「書評/レビュー」が載っています。ぜひ、この Amazon の書評を読んでみてください。バラエティーに富んだ多様な視点が、とても参考になります。
  • その道の先達が残した知恵と経験の数々・・・。その「入り口」をじっくりと覗いてみてください・・・。

 ◆ ジャレド・ダイアモンド

勉強と居眠りは両立できるのか?

◆ ジャレド・ダイアモンド(Jared Mason Diamond)

 1937年ボストン生まれ。
 ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、生物地理学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。
 『銃・病原菌・鉄(上)(下)』はそれらの広範な知見を統合し、文明がなぜ多様かつ不均衡な発展を遂げたのかを解明して世界的なベストセラーとなった。

 カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、現在は同校地理学教授。
 アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会の会員にも選ばれている。
 アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス国際賞など受賞は多く、『銃・病原菌・鉄』ではピュリッツァ−賞を受賞している。

銃・病原菌・鉄(上) 銃・病原菌・鉄(下)  ←[Amazon レビュー]



ジャレド・ダイアモンド(草思社)
倉骨彰(訳)
★★★★★ 【初級】【中級】
価格:¥1,995(上)
価格:¥1,995(下)
 朝日新聞社の企画「ゼロ年代の50冊」として、書評を執筆する識者150人へのアンケートにより、2000〜2009年の10年間に出版された書籍の中からベスト(第1位)に選ばれたのが本書 ジャレド・ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄』。1998年ピュリツァー賞受賞の名著です。

 本書『銃・病原菌・鉄』のテーマは「過去13,000年の間に、人類はなぜ異なる大陸で異なる発展を遂げたのか?」という人類史の謎を解明すること。言い換えると、「現在の世界で一部の民族(国家)に富と権力が集中することになったのは何故か?」という疑問に答えることです。
 まるで知的なミステリーを読み解くような面白さです。企業経営を考える上でも、自らの身を置く「環境」の重要性を認識することになるでしょう。

 著者のジャレド・ダイアモンド氏は、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の教授です。進化生物学者、生理学者、生物地理学者であり、複数の学問分野にまたがる学際的研究をたった一人でこなしてしまうスーパーな人でもあります。

【抜き書きノート】 ... ジャレド・ダイアモンド 『銃・病原菌・鉄』 より

... ジャレド・ダイアモンド 『銃・病原菌・鉄』 より

【目次】
(上巻)
プロローグ
 〜ニューギニア人ヤリの問いかけるもの
第1部 勝者と敗者をめぐる謎
 1 1万3000年前のスタートライン
 2 平和の民と戦う民との分かれ道
 3 スペイン人とインカ帝国の激突
第2部 食料生産にまつわる謎
 4 食料生産と征服戦争
 5 持てるものと持たざるものの歴史
 6 農耕を始めた人と始めなかった人
 7 毒のないアーモンドのつくり方
 8 リンゴのせいかインディアンのせいか
 9 なぜシマウマは家畜にならなかったか
 10 大地の広がる方向と住民の運命
第3部 銃・病原菌・鉄の謎
 11 家畜がくれた死の贈り物
(下巻)
第3部 銃・病原菌・鉄の謎(承前)
 12 文字をつくった人と借りた人
 13 発明は必要の母である
 14 平等な社会から集権的な社会へ
第4部 世界に横たわる謎
 15 オーストラリアとニューギニアのミステリー
 16 中国はいかにして中国になったのか
 17 太平洋に広がっていった人びと
 18 旧世界と新世界の遭遇
 19 アフリカはいかにして黒人の世界になったか
エピローグ〜科学としての人類史

 

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文明崩壊(上) 文明崩壊(下)  ←[Amazon レビュー]



ジャレド・ダイアモンド(草思社)
楡井 浩一(訳)
★★★★★ 【初級】【中級】
価格:¥2,100(上)
価格:¥2,100(下)

【抜き書きノート】 ... ジャレド・ダイアモンド 『文明崩壊』 より
最後にもうひとつ、わたしの希望を支えるのは、これもまた現代世界のグローバル化による連結性の産物だ。過去の社会には考古学とテレビがなかった。十五世紀のイースター島民が人口過密の内陸部にある森を農地開墾のためにせっせと破壊していたころ、彼らは、何千マイルも東で、また西で、ノルウェー領グリーンランドとクメール人の王朝が衰退末期にあったことを、アナサジが数世紀前に崩壊したことを、さらにその数世紀前に古代マヤ社会が、その二千年前にギリシアのミケーネ文明が滅びたことを、知るすべもなかった。今日のわたしたちは、テレビや新聞で数時間前のソマリアやアフガニスタンでの出来事を知ることができる。ドキュメンタリー番組や書籍は、イースター島や古代マヤ、その他の過去の社会がなぜ崩壊したかをつぶさに見せてくれる。わたしたちには、遠くにいる人々や過去の人々の失敗から学ぶ機会があるのだ。過去のどの社会も、これほどの機会には恵まれていなかった。現代に生きる人たちがその機会を活かして、失敗しない道を選んでほしいというのがわたしの希望だった。
... ジャレド・ダイアモンド 『文明崩壊』 より

【目次】
(上巻)
プロローグ〜ふたつの農場の物語
第1部 現代のモンタナ
 1 モンタナの大空の下
第2部 過去の社会
 2 イースターに黄昏が訪れるとき
 3 最後に生き残った人々
  −ピトケアン島とヘンダーソン島
 4 古の人々−アナサジ族とその隣人たち
 5 マヤの崩壊
 6 ヴァイキングの序曲と遁走曲
 7 ノルウェー領グリーンランドの開花
 8 ノルウェー領グリーンランドの終焉
(下巻)
第2部 過去の社会(承前)
 9 存続への二本の道筋
第3部 現代の社会
 10 アフリカの人口危機−ルワンダの大量虐殺
 11 ひとつの島、ふたつの国民、ふたつの歴史
   −ドミニカ共和国とハイチ
 12 揺れ動く巨人、中国
 13 搾取されるオーストラリア
第4部 将来に向けて
 14 社会が破滅的な決断を下すのはなぜか?
 15 大企業と環境−異なる条件、異なる結末
 16 世界はひとつの干拓地(ポルダー)

 
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